初心者でもわかる!東証一部・東証二部・ジャスダック・マザーズとは
こんにちは、なまこです!
連日ニュースにもなりましたが3月1日に就職活動が解禁されましたね。
テレビでインタビューを受けている学生の中には、業界の大手企業や上場企業への入社を希望する方が大勢いました。
かくいう僕も大学生のときには大手の会社を何社も受けましたが就職活動はあまりうまくいきませんでしたw(↑の写真のような女友達と一緒に励まし合いながら就職活動したかった・・・)
一方で大学時代の友人の山田が東証一部上場企業に内定をもらっていました。山田は東証一部の企業に内定をもらったということを公言し、多くの友人から賞賛をもらっていました。
他にも上場企業に内定していた友人が複数いて、みんな賞賛を浴びていました。
当時の僕には「大企業」=「上場企業」=「東証一部上場企業」と思っていましたし、
よく分からないなりに「上場企業」「東証一部上場企業」という言葉にとても大きなブランド力を感じていました。
(友人はみんな「東証一部企業に内定とかスゲー!」「上場企業に内定とかいいとこ入ったね」とか言ってたし。。。)
あ、ちなみに僕は就職活動の結果、上場すらしていない零細企業に入社しました。。。「とうしょういちぶ」にはあの時よりも大きなコンプレックスを持っていmjghjhふじこlp・・・
今回はそんな「上場」の意味や、さまざまな市場について書きます!
1.上場企業とは
世の中には様々な形態の会社がありますが、株式を発行し事業資金を調達する会社があります。このような会社を「株式会社」と言います。
会社は事業を行ううえで多額の資金が必要となります。
その多額の事業資金を効率的に調達するため、「株式会社」は証券取引所で株式を売ります。証券取引所で株式を売ることでより多くの人から資金調達ができるようになります。
この
「証券取引所で株式の売買をできるようにする」ことを上場と言い、
「証券取引所で株式が購入できる会社」のことを上場企業と言います。
2.証券取引所とは
上場企業の定義は簡単に言うと「証券取引所で株式の売買ができる企業」でした。
では「証券取引所」とは何なのか。日本に何か所くらい存在するのか、もうすこし掘り下げてみましょう。
証券取引所とは読んで字のごとく証券(株式)の取引する所です。
つまり株式を売りたい人と買いたい人が売買を行う場所です。
そしてこの証券取引所は日本に4か所あります。
※過去に大阪証券取引所がありましたが2013年に東京証券取引所へ統合しました。
国内で最大の取引所であるのが東京証券取引所です。(時価総額は世界でも4番目の大きさです)
冒頭の東証一部、東証二部の「東証」とは東京証券取引所の事になります。
3.証券取引所のカテゴリーについて
証券取引所の中でもカテゴリーが分かれます。
国内最大の東京証券取引所の場合、
・東証一部
・東証二部
・ジャスダック(スタンダード)
・マザーズ
・ジャスダック(グロース)
というカテゴリーがあります。
東京証券取引所のカテゴリーを敷居の高い順にざっくり図にするとこんな感じです。
このピラミッド図でいえば上に行くほど上場の審査基準が厳しく、敷居の高いものになります。つまり上のカテゴリーほど厳しい審査を通過した、価値の高い企業が集まっている市場となります。
順にどんな市場なのか説明します
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東証一部とは
上場のための基準が最も厳しい市場です。
つまり東証一部に上場している企業は厳しい審査を通過した企業となります。
上場企業の中でも特に優れていて倒産リスクも低いと考えられる企業とも言えます。
有名企業も多く、僕も学生時代何社も受けて返り討ちにあいました。
【主な上場条件】
・株主数2200人以上(上場時見込み)
・流通株式数2万単位以上(上場時見込み)
・時価総額250億円以上(上場時見込み)
・その他2部と同じ
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東証二部とは
主に中堅企業が上場しています。
Jリーグで例えるなら東証一部がJ1で、東証二部がJ2と言ったところでしょうか。東証一部の上場条件を満たしているものの、あえて東証二部にいる会社もあります。
東証二部の有名な企業との例として東芝、はごろもフーズ、ブルボン、フマキラー等があります。(2018年3月現在)
中堅企業が多いですが有名企業もあり、僕も学生時代何社も受けて返り討ちにあいました。(2回目)
【主な上場条件】
・株主数800人以上(上場時見込み)
・流通株式数4000単位以上(上場時見込み)
・時価総額20億円以上(上場時見込み)
・3年以上継続的に事業を継続していること
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マザーズとは
「お母さんたち」ではありません。
Market of the high-growth and emerging stocksの略語(MOTHERS)です
ベンチャー企業などが上場しています。
このブログサービスを提供している㈱はてなや2000年代前半に一世を風靡し、モンストが有名な㈱ミクシィなんかもマザーズの企業です(2018年3月現在)
僕も学生時代、数社受けて返り討ちにあいました。(3回目)
【主な上場条件】
・株主数200人以上(上場時見込み)
・流通株式数2000単位以上(上場時見込み)
・時価総額10億円以上(上場時見込み)
・1年以上継続的に事業を継続していること
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ジャスダックとは
こちらもベンチャー企業などが上場しています。
ジャスダックにはスタンダードとグロースという2つの市場に分かれています。
スタンダードとグロースの違いは、一言で言うなら「実績重視か将来性重視か」というところです。
スタンダードは利益を出してきた実績と企業規模を重視するのに対し、グロースでは将来にかけて成長が期待できる、という企業が中心となります。
ジャスダックスタンダードの企業として日本マクドナルドHD、シダックス(カラオケ店等)、セリア(100円ショップ)、ココス(ファミレス等)があります。
とても身近な企業ばかりですね。(2018年3月現在)
僕も学生時代数社、受けて返り討ちに・・・(ry (4回目)(T_T)
ジャスダックグロースの企業としてはラクオリア創薬、フィスコ、シンバイオ製薬等があります。スタンダードに比べよりベンチャー色の強い企業が多い印象ですね(2018年3月現在)
【主な上場条件】
・株主数200人以上(上場時見込み)
・流通株式数1000単位以上(上場時見込み)
・時価総額5億円以上(上場時見込み)
・1年以上継続的に事業を継続していること
4.投資家として市場を見てみる
さてここまで東京証券取引所を中心に各市場を見てきましたが投資家として市場を見てみましょう。
ここでは私の主観を(ふんだんに)交えてお話します。
・東証一部は激戦区
東証一部は大企業がひしめく国内最大の株式市場です。
そして多くの国内外投資家が売買する市場です。
次の図は2018年3月6日18時現在における各市場の出来高、売買代金等を表した図です。
これは日本取引所グループの市況データをもとにして見やすいように再編集しました。このデータからも東証一部の規模の大きさが一目瞭然ですね。
東証一部は大きな市場であり売買も沢山行われています。
国内だけでなく海外の機関投資家や資本家、優秀な個人投資家などがしのぎを削る市場となります。
僕は頭も良くなければ、有益な情報も、資本も十分にありません。
投資家としては最底辺にいる最弱投資家です。
機関投資家や資本家、優秀な個人投資家などの強豪投資家ひしめく東証一部で勝負するには分が悪すぎると考えます。
弱者は弱者なりの戦い方が必要であるとの考えのもと、僕は東証一部の銘柄はほとんど持っていません。(理由は後述)
逆に東証二部やマザーズ、ジャスダックなどの銘柄を複数持っています。
なぜか?今からお伝えします。
・東証一部への昇格銘柄を狙う。
上場企業が東証二部やマザーズ、ジャスダックから東証一部へ市場を変更することがあります。
企業が東証一部へ昇格するわけですから一般的な企業ステータスは上昇し、知名度も上がります。
サッカーでいえばJ2やJ3で戦っていたチームがJ1で戦うことになるわけです。
当然、クラブチームのメディアの露出も増えスポンサー収入も増えるでしょう。
同様に株式市場でも企業が東証一部に昇格すれば投資家の買いも入りますし、TOPIXと連動した運用をする機関投資家の買いも入りやすくなります。
買いが入るということはその分銘柄の需要が高まるということで価格も上昇が期待できます。
また東証二部やマザーズ、ジャスダックは東証一部と比較し、注目度も落ちるため過小評価されている銘柄も散見されます。
このような銘柄は好材料が出た時などに投資家から多くの注目を浴び、株価が急騰することがあります。
この過小評価されている銘柄を見つけ出すのは、利益を出すうえでとても重要です。
しかしながらプロの投資家は企業の価値をしっかり適正に判断してきます。
つまりプロの投資家が多い東証一部では過小評価されている銘柄は少ないのです。
先ほど、僕は「東証一部の銘柄をほとんど持たない」と書きましたが、その理由は過小評価される銘柄が少ないためです。
このように東証二部やマザーズ、ジャスダック、その他地方の証券取引所には比較的お宝銘柄(過小評価されている銘柄)とよべるものが存在します。
これらを見つけることも投資の面白みの一つだと思っています。
過小評価されている銘柄については僕も勉強中ですが、自分なりの結論や法則を見つけ出したら、また紹介したいと思います。
まとめ
・証券取引所は国内に4か所存在する
・東京証券取引所には4つのカテゴリー(一部、二部、マザーズ、ジャスダック)
がある
・それぞれのカテゴリーには上場のための基準がある
・東証一部へ上場する際には注目が集まり、株価が上昇することがある
以上、各市場について説明しました。
投資の参考になれば幸いです!
最後まで読んでくれてありがとうございました(^-^)
以上!またね!