【株式投資】危険な企業の見分け方

 

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こんにちは、なまこです!

みなさん、企業の株を買う時にどんなところに注目していますか?

 

株式投資をするうえで投資先となる企業というのは、個人の投資スタイルによってそれぞれ異なりますが、投資先として避けるべき「危険な」企業というのは投資スタイル如何にかかわらず存在します。

 

今回は「危険な企業の見分け方」と銘打って、株式投資をするうえで投資を避けるべき企業の見極め方を紹介します。

 

 

 

 

投資を避けるべき会社 その1

 自己資本比率が10%未満の企業(ただし金融業は除く)

 

まず自己資本比率とは、総資本に対する自己資本の比率の事です。

数式で表すと「自己資本比率【%】=自己資本÷総資本×100」となります。

 

自己資本比率を簡単に言うならば「企業資産全体のうち返済義務のないお金の比率」ということになります。この数値は企業経営の安定性を示し、高いほうが望ましいです。

 

金融業についてのみ例外で、自己資本比率が10%未満はザラにあるのでこの基準はあてはまりません。

 

【2018/3/21追記】 

↓もう少し詳しく書きました。

namako151.hateblo.jp

 

 

 

投資を避けるべき会社 その2

 ②赤字の続いている企業

 

これは読んで字のごとくです。

そもそも儲かっていない企業の株価は上がりませんし赤字が続いていたら企業は経営できません。さらに言うと赤字が続くと銀行が融資に厳しくなります。

赤字が続くというのは企業経営にとって悪いことであり、このような企業に投資すべきではありません。

 

 

 

投資を避けるべき会社 その3

 ③PER(株価収益率)が高すぎる企業

 

PER(株価収益率)=株価÷一株当たりの利益(EPS)で求められます。

この指標は簡単に言うと、今の株価が一株当たりの純利益の何倍になっているのか、を示すものとなります。

日本の上場企業の場合PERは概ね15倍程度とされています。

よって僕は概ね15倍を基準としています。ただし業種によってPERはかなりばらつきがあります。株購入の際には同業種他企業のPERを確認することも大切です。

 

たとえばバイオ関連企業やベンチャー企業の一部ではとても高いものがあります。

【例】

・ペプチドリーム(4587)      PER 260.57倍

そーせいグループ(4565)     PER 478.1倍

ショーケース・ティービー(3909) PER 940倍

                          (2018.2.19現在)

 

上記はかなり極端な例をあげましたがPERがこの値にまでなると高リスク商品と言えるでしょう。長期的に資産を築こうと思うなら避けるべきです。

 

(補足説明ですが上記の企業が悪いというわけではありません。これほどまでに高PERになるということはそれだけ多くの投資家の注目を集めているということです。)

 

 

 

投資を避けるべき会社 その4

 ④配当金が高すぎる企業

 

これは少し意外かもしれませんが配当金が高すぎる企業も長期的に見れば避けるべきでしょう。

ここでいう「配当金が高すぎる」という意味を詳しく説明します。

武田薬品工業(4502)を例にとって説明します。

 

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 こちらは武田薬品工業四季報です。

ここで注目すべきポイントは赤色で囲まれた「一株益(円)」と、緑色で囲まれた「一株配(円)」です。

 

それぞれ何を意味するかというと、、、

・「一株益(円)」とは一株当たりの利益の事です。

・「一株配(円)」とは一株当たりの配当金の事です。

 

「一株益」の中から「一株配」を出す・・・つまり言い方を変えると「利益の一部を配当として投資家へ還元する」というのは当然ですよね。 

しかしながら武田薬品工業は「一株益」以上の金額を「一株配」として配当しています。

 

14.3期では利益が一株当たり135.1円に対し一株当たり180円配当。

15.3期では利益が一株当たり-185.4円に対し一株当たり180円配当。

その後も利益以上の配当金を出し続けています。

なぜこんなことができるかというと利益剰余金を配当金のために切り崩しているのでしょう。この状況が続けば企業の財務状況は悪化する一方ですし、利益が増えなければ減配(配当金を減らす)や無配(配当金をなくす)等の悪材料が出てくることは必須です。

 

利益以上、もしくは利益のほとんどを配当金として出す企業は減配・無配のリスクがあり、投資先としてオススメできません。

 

まとめ

投資を避けるべき「危険な企業」

 

 自己資本比率が10%未満の企業

 ②赤字の続いている企業

 ③PER(株価収益率)が高すぎる企業

 ④配当金が高すぎる企業

 

他にもさまざまな投資判断材料はありますが、上記の4点について一つでも当てはまる企業への投資は避けるべきです。

ちなみにこの4点については証券会社のホームページで見ることができます。

 

「リスクの最小化」は株式投資における重大テーマです。

そして危険な企業への投資をしっかり避けるというのは「リスクの最小化」に欠かせません。

リスクの最小化を行う上で参考にしてください!

 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました(^-^)

以上!またね!